2013/7/20-21 
楽しい夏休み合宿

場所:滋賀県彦根市周辺

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友の会合宿で,滋賀の湖東にある彦根にいってきました.

参加者:22名

1日目

今回は少人数ということもあり,マイクロバスではなくレンタカーを借りての移動です.天気は雲ひとつない快晴でした.


約2時間半ほどで,滋賀県多賀町に到着.
河内風穴に向かう前にお昼休憩です.


お昼よりとりあえず川.


お昼を食べて河内風穴に出発です.道中でもいろいろな生き物が観察できました.


ムモンホソアシナガバチが巣をつくっていました.


ここからは林道に入ります.


林道脇にはとても澄んだ川が流れていて,ほどよく湿度をもった過ごしやすい場所でした.



キノコのなかま.


入り口に到着です.
冷たい風が穴の中から吹き出ていました.




中はというと...すずしい!そして,湿度が高い!!
洞窟内の気温は一年を通して12℃から13℃と安定しているそうです.
そのため,夏はすずしく冬はあったかいという非常にすごしやすい所です.

入り口付近は子ども一人がやっと通れる大きさでしたが,どんどん奧に入っていくと,急に視界が広がります.
ここでは,洞窟でしか見られない生き物がたくさんいるそうです.
ちょっと探してみたのですが,残念ながら見つけることができませんでした.

洞窟から出てみると河上さんの手にこんなものがのっていました↑
カラスアゲハの幼虫だそうです.目のように見える2つの点は,眼状紋(がんじょうもん)という模様だそうで,本当の目は口の近くに小さくあります.


ニッポンマイマイもいました.


河内風穴の次は,琵琶湖の湖岸での観察会です.
漂着物や松林に生息する生き物を観察しました.


湖岸にある敷石で化石観察ができました.
中央にある丸くふくらんでいるのがフズリナだそうです.
多賀町をはじめここら一帯は石灰岩でできた地層が多くあり,フズリナをはじめ古生代に繁栄した生き物の化石を見ることができます.

湖岸観察の後は,宿泊先である荒神山自然の家に向かいました.

オリエンテーションです.


シーツのたたみ方を実演しています.


その後は,お決まりのライトトラップです.


マイマイガの産卵シーンです.
卵塊は鱗毛で覆われており,いかにも毒がありそうな雰囲気ですが,人によってはすこしかぶれるくらいで,ドクガに比べるとずっと影響は小さいらしいです.


モンキアゲハもいました.


ニホンアカガエルとおぼしきカエル.


エサをとろうとして(?),頑張ってのぼっていました.


おまけ...
ライトトラップが終わり一段落していた時に,浜田さんが持ってきてくれました.
そうです.マダニのなかまです.
ズボンの上をはっていたところを捕まえたそうです.
山の中に入った後は,しっかりチェックしないといけませんね.


その後は,お風呂に入り,夜の部ということで琵琶湖博物館の学芸員の方を招いて,楽しく意見交換会をしました.(写真なし)


2日目です.
子どもたちは朝から元気です.
大人(ほんの一部の人)は,夜の部ではしゃぎすぎたこともあり朝から少し疲れていました.

午前中は滋賀県立大学の学生さんの指導のもと,犬上川の生き物観察会をしました.


川の水はまだまだ冷たかったですが,2日目も天気が非常によかったので,心地よく感じました.


ウキゴリやヨシノボリの稚魚がたくさんいました.


投網の投げ方を教えてもらっています.


みなさんびっくりするぐらい上達が早かったです.3,4回目には普通に魚をとっていました.


投網では,こんなんがとれました.アユです.


ウツセミカジカ.これは,琵琶湖水系の固有種なので,この辺でしか見ることのできない種類です.



採集が一段落すると,県大生によるとれた魚の説明会です.
みなさん熱心に聞いています.


お昼からも採集会は続きます.
今度は先ほどのポイントより少し上流に行きます.
狙いは,ニゴイ.


子どもたちの熱いまなざしを浴びながら投網を投げます.


はたして入っているのでしょうか.わくわく


1回目では残念ながら捕まえることができなかったのですが,数回なげて捕まえることができました.


大事そうにかかえながら水槽にうつします.


りっぱなニゴイです.
中には50cmはありそうな大物もとれました.


撮影会をして終了です.
最後はみんなでニゴイをもといた場所に戻しました.


合宿の最後を締めくくるのは多賀町立博物館です.
その道中,少し時間を割いて田んぼによりました.
あいにく中干しの最中で田んぼに水はなかったのですが,用水路には水が流れており,生き物を観察することができました.

タイコウチがいました.


田んぼでの観察も終わり,ラストの多賀町立博物館です.


ここから,評議員の渡辺さんも合流し,化石について詳しく説明をしてくれました.

こんな感じで2日間があっという間に終わりました.
幸運にも2日間とも快晴で,滋賀の自然と存分にふれあうことができました.

最後に...県立大の学生さんたちと記念撮影.

 


■お問い合わせ先■
〒596-0072 大阪府岸和田市堺町6-5 きしわだ自然資料館
TEL : 0724-23-8100
FAX : 0724-23-8101
mail : yevgeni@mac.com







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