出発して早々おもしろいものを見ることが出来ました.
今見えているのは暈(うん)です.
太陽のまわりを輪っかがぼやーと囲んでいるように見えます.
この暈の下に環水平アークも見ることが出来ました.
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渋滞もあり,3時間ほどで徳島に到着しました.
まず最初に向かったところは...↓
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徳島県立博物館です.この博物館は,徳島県および四国地方の自然と歴史をテーマとした総合博物館です.(残念ながら常設展を見学する時間はありませんでした.当日のお楽しみということで.)
下見に行ったときは,ちょうど企画展をやっていました.
合宿のある7月26日,27日には,部分展示「カタツムリ展」が開催されています.こちらも非常に楽しみですね.
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次に向かったのは,勝浦川の河口干潟です.
勝浦川は,徳島県で4番目に大きな流域面積をもつ河川で,海水と接する河口部には,ヨシなどの海浜性植物をはじめ,たくさんの生き物を観察することができます.
干潟で見られた生き物を簡単に紹介します.
海浜性植物その@:ハマサジ 徳島県のレッドデータブックでは,絶滅危惧T類に指定されています.
海浜性植物そのA:フクド
こちらも,徳島県のレッドデータブックで,絶滅危惧T類に指定されています.
このように,現在は数が減ってしまった生き物も,ここではたくさん見ることができました.
泥干潟には,至るところに穴があいていてハクセンシオマネキやアシハラガニが出入りしている所も観察できます.
ハクセンシオマネキ
干潟を代表するカニの一種です.合宿当日は,干潟のカニ類にとても詳しいスタッフが来てくれますよ!!
オキシジミ
シジミという名前がついていますが,どちらかと言うとアサリに近い仲間です.
ベンケイガニのなかま
穴をにらみながらじっと待っていると,このようにそろそろと這い出してきます.
アシハラガニ
こちらのカニも,干潟に穴をほって生活しています.ここでは,ヨシ原でよく見かけました.
ウミニナたち.
ウミニナやフトヘナタリのなかまは,干潟に足の踏み場もないほどたくさんいました.
この写真の中にもウミニナの仲間は,2,3種類います.合宿では,その違いをじっくり見てみましょう.
トビハゼもいましたよ.
干潟をぴょこぴょこと飛び跳ねながら歩く変わった魚です.
どうやら海浜性昆虫も非常におもしろいのがとれるらしい...
勝浦川の河口は,徳島県博の観察会でもよく使われるらしく,1日中遊べそうな所でした.
最後に向かったのは,勝浦川の河口から車で20分ほどのところにある,「竜宮の磯」です.
下見の時は,夕方近くで潮も悪かったので,ざっと様子を見ただけでした.
この日は少し風が強かったこともあり,ワカメや色々な海藻の打ち上げがぽつぽつとありました.
打ち上げられた海藻たち.
この海藻に大量のワレカラがついていました.
竜宮の磯は多くが砂浜環境なのですが,場所によっては写真で見られるように石がごろごろ転がっている磯場の環境もあります.また,その石にも付着生物がたくさんついていたので,当日はいろいろな種類の生き物が観察できると思います.
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今回の下見では,行き帰りの渋滞もあり,十分に下見をする時間がなかったのですが,合宿では2日間じっくり生き物を観察できると思います.
現在,友の会合宿は7月19日(金)まで締め切りを延長しております.
参加したいという方はどしどしご応募下さい!!
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