はっぱ化石グループ活動報告
2006年1月22日に,はっぱ化石グループ例会が行われました。参加者は18名でした。
今回の一番のニュースは「菌核(菌糸のかたまり)の化石かな?」というようなものが出たことでしょうか。
表面にぶつぶつがある不思議な物体です。
後で,大阪市立自然史博物館学芸員の塚腰先生に
おたずねしたところ,大阪層群からは,
ときどき菌核の化石が出るそうです。
われわれが採集したものが本当に菌核なのかどうかは,
まだわかりませんが,
いずれは塚腰先生に見ていただく機会を
つくりたいと思います。
今回は,更に大型の琥珀が出ました。
ミュージアムショップで販売されているような立派な琥珀でした。
また,メタセコイアの球果,
イヌカラマツ(種鱗,包鱗,葉,短枝),
フウ属の集合さく果,クヌギまたはアベマキの葉と殻斗,
ナツツバキ属のさく果など,
おなじみの化石たちも多数出ました。
今回は『大阪 自然の歴史』の著者として有名な
大阪教育大学の菅野先生も来られて,
今までになくにぎやかな会となりました。
採集会の終わり際に急に寒くなってきていましたが,
思ったよりもずっと暖かく,楽しい一日でした。
|